私がジブリ映画で一番好きな作品は、昔から「風の谷のナウシカ」。ナウシカ、感動ですよね。何度見ても宮崎駿の創造性には驚愕させられます! ジブリは海外でも大人気。ソーシャルメディアでも、#studioghibliartでハッシュタグ検索すると、素敵なジブリ作品がだくさん投稿されています。それを見て私もインスパイアされてしまいました。私も、ジブリ関係のフードを作ってみたい…!
最初に思い浮かんだのが、なぜかナウシカのオウムでした。この腐海に住む巨大な虫…。なぜこの様な生き物を作ろうかと思ったのは正直わからないです(笑)。一度思いついたら最後まで追求したくなる私のこの性格。なんとかしてオウムを美味しく作ってみたい!という目標ができました。
どうやったら甲羅を添加物なしで作れるんだろう…。目はどうしよう…。色々な疑問が私をさらに夢中にさせます。目標って、あると楽しい。
オウムレシピを完成させるため、結構がんばりました。着色料は一切使わないヘルシークッキングを売っている私として、甲羅作りには苦労しました。
試作や研究を重ねるにつれ、ついに納得できるレシピにたどり着く事ができました! これ本当に美味しいんです。オウムの写真を見ると、あのオリーブとライムの素晴らしいハーモニーを思い出し、食欲がわいてきます…! これはもう作った人にしかわからない感激。今日はそんなオウムライスのレシピを紹介します♥️
外国人は、日本料理というと皆口を揃えて「スシ!スシ!」って言います。でも実際私たちってお寿司を毎日なんて食べないですよね。ちなみに私は日本料理のなかでもオムライスが大好きです。
オムライスは、西洋のオムレツと日本風のフライドライスを一緒にして作られた、ものすごく画期的な一品。トマトケチャップとの相性も抜群なこのオムライス、なんで海外の人にはそこまで知られていないのかいつも疑問です。
ある日早稲田の家でオムライスを作ってるとき、ひらめきました。
『オムライスがもし深緑色だったらカッコいいなぁ。飾り用にトマトとか上に乗せたら……おお!そしたらナウシカのオウムみたいになるんじゃ?!』
このような思考回路で今回のオウムライスが生まれました。算数にしてみるとこんなかんじです:
オウムは腐海で生活している虫。巨大な昆虫が不思議な植物とキノコたちの中で旋回しているあの世界です。あの世界をどうお皿の上に表現するべきか、考えました…。マッシュポテト、ブロッコリー、しめじで作られたこの腐海フード。もちろん、すべてオーガニックに作られています!
- ・卵 3~4個
- ・オリーブ 100g
- ・ほうれん草 1 パック (250g)
- ・ミニトマト 10個
- ・ライム 2個
- ・お米 1.5カップ
- ・人参 1個
- ・しめじ 1カップ分
- ・トマトピューレー 大さじ3杯
- ・にんにく 1個
- ・塩こしょう 少々
- ・スパゲッティ 20本ほど
- ・じゃがいも 2~3個
- ・ブロッコリー 1カップ
- ・塩こしょう 少々
- ・しめじ 1カップ分
もし「触覚」、「胞子」、「腐海」などの言葉にビビってる方がいたら、もういちどナウシカの映画を見てあの世界にどっぷりハマる事をオススメします! もしこのレシピを見て興奮してくれてるそこのあなた、そんなあなたは準備完了です!
さあ、オウムの世界へ旅立ちましょう!
1: ご飯を炊いて、野菜を切る。炊飯器かポットにお米を入れ、3カップ分の水と一緒に炊きましょう。炊飯中に、にんにく、人参、たまねぎ、しめじを細かくみじん切りに切ります。
2: トマトフライドライスを作る。これがオウムの中身になります。ご飯が炊き終わったら、中火で野菜、塩こしょう、トマトピューレを入れ、タマネギがあめ色になるまで炒めましょう。3〜5分ほどで炒め上がると思います。そのあとご飯を入れ、均一になるまでよく混ぜます。
トマトフライドライスのできあがりです!
3: マッシュポテトを作る。これが腐海になるからといって気持ち悪がらず、じゃがいもをマッシュしていきましょう。きれいに洗って皮をむいたジャガイモを、15分ほど中火で茹でましょう。水をきってマッシャーでつぶし、その際塩こしょうで味付けすると美味しいですよ〜。バターを入れてもリッチな味になるのでオススメ。今回は私はさっぱりした味にしたかったので、バターなしです。
4: ブロコッリー、ほうれん草、スパゲッティを茹でる。ジャガイモをつぶしている間に野菜とスパゲティ茹でときましょう。
5: トマトを切ります。これがオウムの目になります! 普通ムードのときは青、怒りムードのときは赤に変わるオウムの目。今日は怒りムードのプンプンオウムを作ります。赤く憤慨した目にピッタリなのがミニトマトです! このトマトをオウムの本体に乗せるので、できるだけ平たく切りましょう。
6: ミキサーで緑の卵焼き材料をミックス。これがオウムの甲羅となります。着色料を使わず、おいしい甲羅をつくるために、先ほど茹でたほうれん草、卵、オリーブ、ライムジュースをミキサーに入れてブレンドします。自然の食物を作ってクッキングするって、大事な事です!
見てくださーい! これ、オウムのあの色にピッタリですね!オリーブとライムのいい香りがします♥️
7: 薄焼き卵を作ります。ノンスティックフライパンを使い、先ほど作った緑の卵ミックスを薄焼き卵として焼きます。両面2〜3分ほどで綺麗に焼けるはずです。この焼き方で3〜4枚の薄焼き卵が焼ける様に頑張ってください!(薄焼き卵は難しい!破れない様に気をつけて焼いてください)
8: フライドライスをお皿に乗せ、オウムの形になる様にします。デブオウム、痩せオウム、ここはあなたの想像力におまかせします!(私はデブとミニオウムにしました)
9: 薄焼き卵を3等分に切ります。これがオウムの甲羅のレイヤーとなります。これをうまくライスを包み込む様に巻いていきます。最後に丸い楕円の部分がオウムの頭になるようにしてくださいね。
10: デコレーションしましょう!トマトを顔の部分におき、腐海のマッシュポテトをオウムの周りに飾ります。ブロッコリーは樹海っぽくなるように飾り、それに続きしめじを胞子っぽく添えましょう。最後に、茹でたスパゲッティをオウムの口の中から出るように飾り、デコレーション終了です! この作業をしている間、自分が何か別の空間に行ってしまった事を感じる事ができます。オタクの世界へようこそ。
10: 完成です!この可愛いオウムを見てください…♥️ 恋ですね!
完成を機に、オウムの食べ方を説明します:
芸術作品を食べるというこの罪悪感…。料理をするたびにこの苦しい感情に襲われる最近の私。でも、このオウムライスは絶品の味! ほうれん草とオリーブの絶妙なオムライスは、中のトマトライスの相性とピッタリなんです♥️ このレシピを見た人は、オウムライスは見た目重視で中身はフツーなんて思ってそうですが、これは大違い。私のオウムライス、見た目も中身も最高です!
ちょっとこのレシピは凝りすぎてしまったかもしれないですが、オタクってこんなもんです。これからももっとオタクとして成長していきますので、よろしくお願いします。
これ、ナウシカ見る日にでも作ってみてください♥️ 盛り上がる事間違いなし。
xxxx
-有希
phil says
OHMG!
Yuki says
Hahaha great phrase!! Might use that one for branding my ohmu rice 😀
Epi-chan says
I’m so hungry now *^*
And your article is also awesome !!!!!!
Just keep it up, your art-food is wonderful
Yuki says
Aww thank you! I’ll do all my best to be the biggest geek chef!
cat says
Where does it say how much onion you put in?
Yuki says
1.5 cups rice and steam it before flying with the veggies 😀