似顔絵クッキー

遂にユキッチンの新しいレシピを書き上げることができました〜！ 最近はバタバタしてて、中々編集と執筆がはかどらず、ムズムズしてるとこでした。今日のこのレシピ、実は６ヶ月ほど前に撮影したものなんです！

今日のレシピは似顔絵クッキー！ 日本語だととってもしっくりきて、ネーミングは気に入っています。でも「似顔絵」って単語が英語にはなく、英訳のネーミングにはかなり苦戦しました。海外で生活してると、日本語にはあるのに英語にはない表現にいつも悩まされます。例えば、「懐かしい」、「こだわり」、「くやしい」などといった定番の表現が、英語では単語では表現できないのです。悩んだ結果、似顔絵クッキーの英訳は「ポートレイトクッキー」にしました。どうでしょう？

ちなみに私の好きな「英語にはなく日本語にある単語」は、「手持ち無沙汰」です(笑)。

このクッキーは私の友達のフイ。彼のシャイでゲームオタクな性格を、私なりにクッキーで表現したらこうなりました。
友達の似顔絵クッキーを作るの、かなり楽しいです。クッキングはまだまだ学ぶ事がたくさんですが、いつも心がけていることは、時間をかけて細かいところに目を配るようにしてます。クッキーに命を吹き込むようにしてる、といっても過言ではないですねぇ。昔、宮崎駿さんが作品をつくるときに大切な事は、「生き物に対する愛情」だと言っていた事を思い出しました。
似顔絵クッキーを作るのに必要な３つ：

1. 材料
2. ちょっとした工作のスキル
3. 自然食品の着色料

お店で売っている着色料は、絶対オススメできません！ 添加物は体に有害だし、食べてなにもいいこと起こりません。そんな化学薬品を食べるより、自然の恵みで着色されたお料理をしましょう。

今回は３つの自然着色料を使いました。

似顔絵クッキーはプレゼントにピッタリ！ 私の友達もみんなすごく喜んでくれました♥️

1: 材料をそろえる。
あと、オーブンを170C/340Fに温めておきましょう！
2: バターを溶かしてブラウンシュガーを次に溶かす。
ベイキングで溶かしバターは定番になってきた私です。(スコーンとパイ生地は別ね）

3: 材料全部混ぜる。
ここで美味しさの決めてとなるのはバニラとブランデーです。かわいいクッキーって、味は普通なのが多いですよね。それではつまらないので、味付けもしっかりしましょう！ 材料がすべて完璧に混ざるようにしましょう。

4: クッキー生地を４つに分ける。
・普通の生地を肌用に。
・ピンク生地は口とほっぺ用。
・緑はスカーフ用。
・ブラウンは髪の毛用。5: 色をつける。
自然の着色料でもここまで素敵な色が出るんです。化学薬品の入った添加物は不妊やガンにつながる原因。そんな毒物に頼らず、ハッピーで自然なお料理をしていきましょう！
6: 形作りの開始！
お家で一番リラックスできるテーブルで、好きな音楽でも流しながらこの作業をするのオススメします♥️ 一番楽しいこの形作り、お子様やお友達と一緒にすると楽しさも倍です！ このとき生地がドライすぎると、細かい目や鼻などが焼いた後とれてしまう事があるので、しっかりと保湿しておきましょう。私は生地にしっとりさが足りないときは、水を数滴加えてます。
作っている友達の性格に合わせ、クッキーの表情を多少変えるのが私のツボです(笑)。いまここで私が手がけているのは、友達のタッキーの顔。彼女はいつもビックスマイルで私を迎えてくれるので、笑顔を強調してみました。
この眼鏡、のっけるの本当大変でした〜。
自分も入れて、６人分のクッキーが完成！ ここでちょっと気になったのが、みんななんだか首チョンパだなぁ…って事。そこで考えたのが、抹茶のマフラーです。マフラー付きなら可愛いし、しかも美味しい♥️

7:２０分焼く。
オーブンは170C/340Fで温めてあるはず。下段で20分焼きましょう。焼きすぎると日焼けしたみたいになっちゃうので、気をつけましょう！
ちなみに、みなさん焼いている間じっとしていられます？ 私には無理です。興奮しすぎていつもこんなかんじでオーブンを眺めています(笑)。料理中の私はソワソワです。

7: 完成です！
できましたよ〜！この可愛らしく焼き上がった私のお友達。感激です♥️　全員私のお腹の中に収まるのかと思うとワクワクです！ (冗談冗談。みんなにプレゼントとしてあげました。)

友達のエリン君。皮肉なジョークを言うときこーゆー顔するんで、クッキーもこうなりました。右上がりのポインティーなヘアスタイルも彼の特徴♥️
全員そろってみると、可愛いですねぇ〜。
これは食べられる前のビフォア写真のハッピーカップル。これから殺戮がはじまるとは思ってもなさそうな穏やかさ。あんまりにも可愛いんで、ハートつけてみました。

↓

こちらがアフターです…。なんて残酷な姿に…！！　自分の料理を食べるのが苦手なシェフって、私以外にいるんでしょうか？　毎回悲劇です！(笑) #foodartistproblem
最後の一口。その光景はこんなかんじです。
自分が作った可愛いクッキーを食べるのはちょっと（ちょっとじゃないかも）つらいですが、このクッキーは本当に美味しいです。この純粋なまなざしに負けず、モグモグ食べてみてください！

私は手作り料理の信仰者。クッキングは愛情です。もしかしたら、これより美味しいクッキーがお店で買えるかもしれません。でもそこにここまでの愛はないです。どんなにシンプルなお料理でも、それは愛情がこもったプレゼントだと考えるのもいいんじゃにでしょうか♥︎

大好きなあの子やあの人に、このクッキーをプレゼントしてみてはどうでしょうか？(^_^)　それか、自分自身にプレゼントしてもいいですしね。私、よくやってます。

xoxo
-Yuki

p.s. ちなみにこのクッキー、フイの誕生日にプレゼントしました。夫婦喜んでくれましたが、可愛すぎて食べられないと言われてしまいました〜(笑)