日本人が毎月のように英国レシピのクリスマスプディングを作り続けていると、イギリスの伝統をなんとかして日本風にできるかと疑問に思うかもしれません。少なくとも私はそうでした。あれは4月のはじめのバンコク。4つ目のクリスマスプディングを作っている最中にこのアイデアが浮かびました。
「このまるいプディングボウルじゃなくて、四角いのを使ったらどうなるんだろう…。そしたらもしかして…!!!どーも君みたいになるんじゃ?!」
プディングを一晩冷蔵庫で寝かせている間、急いでシーロムのベイキングショップまで走りました。そこでラッキーにも、どーも君にぴったりな四角い入れ物が見つかったのです! このホカホカのアイデアとどーも君用の四角い入れ物の両方を胸に抱えながら、大興奮で家まで帰りました!
私にとって、どーも君クリスマスプディングはイギリスと日本の平和条約の銅像のような存在。両国を代表した、素敵な一品です!
もちろん、このどーも君クリスマスプディングはすべてオーガニック! 食品添加物、着色料はゼロの自然食品です。前回紹介したオリジナルのクリスマスプディングレシピを見てみるとわかると思うんですが、これとレシピはほぼ同じです。今回のはどーも君シェイプに飾り付けしたものです♡
- ・ブランディー 大さじ3~4杯(最後に浸し用にも使う分もあります)
- ・ラム 大さじ2~3杯(最後に浸し用にも使う分もあります)
- ・大レモンの½の絞り汁(ライムも可)
- ・大オレンジの½ の絞り汁
- ・おろしたレモンの皮 大さじ2杯
- ・おろしたオレンジの皮 大さじ4杯
- ・大リンゴ½ のおろし汁
- ・レーズン 150g
- ・ソルタナ(緑色のレーズン) 50g
- ・トルコ産イチジク 100g
- ・アーモンド 25g
- ・シナモンパウダー 大さじ1杯
- ・グルテンフリー粉か、小麦粉 50g
- ・パン粉 80g
- ・無縁バター 40g
- ・塩 少々
- ・卵 1個
- ・りんご 1スライス
- ・ホワイトチョコレート 30g
- ・オリーブ 1~2個
- ・スパゲッティ 1~2本
- ・シングルクリームか生クリーム 小1 パック
1: 一晩寝かせる。ドライフルーツを小さく切り、 水1/3 カップ, ブランディー大さじ3杯、ラム大さじ1 杯と一緒に一晩寝かせます。
次の日…… ↓
2: レモンとオレンジをトギトギ&ギュウギュウ。クリスマスプディング用のボールを用意し、まずはオレンジとレモンの皮をすり下ろし、ゼスト状にします。その同じボールに、先ほど使った同じオレンジとレモンを絞り、絞り汁を加えます。みじん切りにしたアーモンドもこのとき加えましょう!
3:リンゴと一晩寝かせたドライフルーツと、卵以外のすべての材料を入れる . リンゴ半分皮をむき、おろし器でピューレ状にしてからボールに入れます。寝かせたドライフルーツ、小麦粉、パン粉、シナモン、塩、小さくキューブ状にカットされたバター、シナモン、ブランディーとラムもすべてボールにいれ混ぜます
4: よく混ぜる。材料すべてが均等になるまで混ぜ、最後に平たくしてラップをします。このころキッチンはブランデーの香りでいっぱいのはずです❤️
5: 一晩寝かせる。ラップをしたボールをそのまま冷蔵庫に入れて、一晩待ちます
そのまた次の日….. ↓
6: 卵を加える。翌朝起きて最初にする事は、卵を割って混ぜる事です!卵がすべて行き届くように混ぜましょう
7: 入れ物を替える。どーも君用の入れ物に入れ替える時間です! 大きめのスプーンの背でたたきながら、プディングを平たたします。アルミフォイルに軽くバターをぬり、すきまがないように輪ゴムで包みます。
8: 次は布でもう一度包む。プディングを布でしっかりと包み、ポットに水を半分いれて弱火で暖めます。ふたをして、この状態で約8時間ほど蒸します。私はスチーマーがないのでこの方法にしましたが、それでも美味しく出来上がりました!
8時間!
この間にお水が蒸発して少なくなってくるので、こまめにチェックして足していきましょう。クリスマスプディングを蒸す日は、一日中キッチンのまわりで作業してなきゃってことです…!がんばりましょう!
10: 完成です! 長時間による蒸し体験も、やっと終了!まずはフォイルを外して色をみてみましょう。もしきれいな焦げ茶色なら完璧です!色が薄いなと感じたら、また包み直して2〜3時間ほど蒸し直してみましょう。
10:クリスマスまで待機!新しいラップとフォイルに包み、冷蔵庫へ。 ラップをする前に、ブランディーを好みでかけます。大さじ2〜3杯くらい私はかけました。お酒は大好きです!
注意: クリスマスプディングは、蒸した後すぐには食べられません。この冷蔵庫での待機時間で、うまみが増加していくのです。すぐに食べてしますと、形が崩れたり、熟成する前なので香りもでなく、美味しくはならないそうです。イギリスでは、人によっては6ヶ月間冷蔵庫で寝かせる人もいるとか!ちなみに私の個人的な意見は、2〜3週間かベストだなと思いました。6ヶ月なんて、腐っちゃいそうで怖いです。せっかく頑張って蒸したし!
待ちに待ったクリスマスの夜……
13: もう一度蒸します。前回と同じ蒸し方で、今度は1時間ほど蒸します。蒸している間に、どーも君の顔を作り始めましょう!
12: チョコを溶かす。ホワイトチョコレートと絞り機を用意します。お鍋に水を入れ、中火で火にかけてお湯を作ります。その上にカップをのせ、その中でチョコを溶かしていきましょう。このとき、チョコが水に触れないように気をつけて下さい。かき混ぜるときは、メタルのスプーン使いましょうね。木製やプラスチックのスプーン使うと、水分が入ってる可能性があるので、チョコが固くなっちゃうんです。
たった一滴の水でさえもチョコレートの固さが激変してしまうんです。こうなってしまうと、どんなにかき混ぜてもスムースなチョコにはならないんです。どーも君の歯はスムースなので、このチョコ混ぜ作業は特に気をつけて行いましょう!
13: 溶けたチョコを絞り機に入れます。絞り機の端は細めに小さく切っておきましょう。この口がシャープなほど、細かい作業が楽になりますよ。あと、チョコを絞り気に入れる時、まだすっごい熱いんで気をつけて下さいね!
14: どーも君の口を作る。りんごを四角く切り、どーも君の口のサイズにカットしていきます。その後先ほど作ったチョコを使い、どーも君の歯を描いていきます。どーも君の歯はトゲトゲしてるので、何か細いものでツンツンしながら描くと割と楽にできます。私は、さっき切ったりんごの切れ端を使って描きました。
15: プディングを入れ物から切りはずす。1時間蒸した後にできたこの一品☆ 上手に四角くできました〜。本国イギリスでは、四角いクリスマスプディングなんて作った人いるんでしょうかねぇ。
16: どーも君サイズにプディングをカットし、その後目を作る。シャープレ乾いたナイフを使い、長方形になるようにプディングを切りましょう。あまった部分は4等分にカットし、それがどーも君の手足となります。
次にオリーブを切ります。これが目になるので、なろべく丸くなるように、どーも君の体の大きさに合わせるようにナイフでカットしていきましょう。本体にさすときは、スパゲッティが重宝します! これを斜めに差し込み、オリーブと本体をつなげます。
17: 口を本体に差し込む。先ほどのスパゲッティトリックを使い、同じように差し込みます。
18: 手足もつけます。足はただ普通にお皿の上にのせるだけでオッケー。腕は、また先ほどのスパゲッティを使って固定させるといいでしょう。もし落ちてきてしまいそうなら、2〜3本スパゲッティを追加し、補強する事をオススメします。
これがどーも君の完成写真! クリスマスプディングのデコレーションをお店で発見できたため、それをどーも君の頭の上にのせてみました。でもこれ、ちょっとかわいすぎですね〜。自分で作ったんですけど、キッチンで一人でほっこりしてしまいました♡
あ、このショット好きです。哀愁漂った背中がたまりません。
19: ディナーのはじまりです!クリスマスの夜には、彼の髪飾り(?)をとり、ラムをこのようにかけながら火をつけて楽しんで下さい。どーも君の丸焼きです!!
メリークリスマス♡
xoxo
-有希
コメントを残す